EWS通信

EWS通信2021年5月号をお送りします

EWS通信5月号をおおくりいたします。

何もかもが迷走するこの頃ですが、時は確実に経過して行きます。経済、政治は

内憂外患の状態が際立つように見えます。新型感冒には、個人個人の専守防衛

に任せ、防疫、医療機関は旧来のままの体制で、危機的状況に陥っています。

普通のインフルエンザでも罹患すれば、自身の健康状態次第で最悪の事態が

発生します。陽性死亡者の平均年齢が80歳近くとのことです。陽性者は感染者、

発症者とはステージが違うように思います。最終的には、個々人の免疫力で格闘

することにはなります。医療は、不老不死の魔法ではないことを認識して、自己

防衛するしかありません。        M.K

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《目次》
1.上野村「森のギャラリー」写真展開催中
2.EWS山岳講座延期のお知らせ
3.編集後記
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▼・・・・・・・・≪1.上野村「森のギャラリー」写真展開催中です≫・・・・・▼
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終わらぬ新型コロナウィルス感染拡大のなか、季節は巡り巡って過ごしやすい
時期となりました。豊かな自然の残る上野村の森の木々や花々が美しく、訪れる
人々をほっとさせてくれます。現在、上野村「森のギャラリー」では登山家であり写真
家でもある太田五雄さんの写真展「原始の森 屋久島」が開催中です。
九州出身の太田さんは50年にわたり屋久島をくまなく登り歩き、素晴らしい写真の
数々を撮ってこられました。屋久島に限らずヒマラヤに関する著書や写真集も多く、
最近は「屋久島の神と仏」を出版、屋久島の空白部であった祈りの世界の貴重な
調査記録となっています。
緊急事態宣言、まんえん防止等重点措置が出ている中、ぜひ足を運んでください!
とは言いにくいところですが、もし機会がありましたらご覧になってください。
また会場の近くには計画が進行中の上野村ヒマラヤ植物園(仮称)があり現場を
見ることも可能で、静かな時間を味わうことができます。写真展「原始の森 屋久島」
は6月10日までですが、その後は「ヒマラヤの花」、第二回「ブータン展」と続きます。

▼・・・・・・・・・≪ 2. EWS山岳講座延期のお知らせ ≫・・・・・・▼
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これまで毎月、EWS山岳講座として初級コースの登山を計画・準備を進めてきまし
た。しかし緊急事態宣言が度々出され、直前になって中止というケースが度々でし
た。最近では変異株ウィルスの感染拡大もあり、山岳講座はしばらくお休みとさせて
いただきます。いずれ、皆様へのワクチン接種が進んだ頃に、再開したいと思いま
す。
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▼・・・・・・・・・・・・・≪ 3. 編 集 後 記  ≫・・・・・・・・・・・・・▼
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吾輩は猫である、名前は「わはは」。コロナの感染者減りませんねぇ…今や日本の感
染者の90%が英国変異株のN501Yだと言われています。でも、このロボットの名前
のような英数字の意味知ってますか?コロナウィルスはその表面にある突起(スパイ
クタンパク質)が宿主の細胞に取りつくことで感染しますが、スパイクタンパク質はアミ
ノ酸が数百個連結してできています。で、N501Yはスパイクタンパク質の501番目の
アミノ酸がN(アスパラギン)からY(チロシン)に置き換わったという意味なんだとか…
はぁ~って感じですが、この変異の仕方で感染力が強くなったりするわけで…ちなみ
にアフリカやブラジルのE484Kはスパイクタンパク質の484番目のアミノ酸がE(グ
ルタミン酸)からK(リジン)に置き換わり、これはその部位のタンパク質の性質が逆転
してしまうので、もっとヤバイとか。主は難しいことはわからん!と言っていましたが、
高校時代の理科の先生を思い出したとか。その男の先生は「リジンというアミノ酸が
大好きなので、子どもにリジンと名付けた」と…皆さん、気を付けましょうニャン!
(か)