EWS通信

EWS通信2021年4月号をお送りします

EWS通信4月号をおおくりいたします。

桜が散って、4月、旧暦卯月となりました。卯の花は歴とした歌の題材で、桜と伴

にホトトギスと対になり、歌心を誘います。おからを卯の花と洒落て言いますが、

本家より分家の方が印象が強く、残念な感じです。新入生、新社会人と匂い立つ

人々がマスクの花々を咲かせているのは、残念至極です。どこそこの国々のロッ

クダウン状況と比較すれば、まだまだ救われる想いです。         M.K

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《目次》
1.EWS活動報告
2.編集後記
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▼・・・・・・・・・・・≪1.EWS活動報告≫・・・・・・・・・・・▼
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終わらぬ新型コロナウィルス感染拡大、そして変異株の拡散を受け、EWSの活動は
大きく制限されています。頼みはワクチン接種による集団免疫を獲得するしかないよ
うな状況になっています。それまで、EWSとしましては、下記のような活動を今後も続
けるべく、準備、活動を続けていきたいと思っております。
① 上野村ヒマラヤ植物園(仮称)計画進行中
構想5年、準備に3年かかった上野村ヒマラヤ植物園(仮称)の建設が、昨年12月の
第一次植栽を皮切りにスタートしました。


植物園建設予定地    ヒマラヤ由来のシャクナゲ(国立科学博物館筑波実権植物園)


東京大学名誉教授でヒマラヤの植物専門家の大場秀章先生とEWSを中心に3年
後の開園を目指し、計画を進めます。間もなくシカ等防護ネット設置、第二次
植栽が行われます。その後は雑草取りなどがありますので、会員の皆様の協力
をお願いします。
②ドルポ地区B型肝炎根絶支援活動
過去数年間の予備調査と、各地区の代表者らとの話し合いで今後の方針や現地の
態勢ほぼできています。今後の活動を進めるにあたって必要な活動費を、集めたい
と思います。
ワクチンと医療器具、保存用の冷蔵庫、発電機(緊急時用)などの物品購入および輸
送費用は、おおよそ100万円です。

③ドルポの女性たちによるヤク毛プロジェクト
ティンギュー村の女性リーダー、ソナム・サングモさんを中心に、良質のヤク毛を集め
ています。すでに三年がたちますが、徐々に収集量は増えていて京都の糸問屋さん
の協力を得ています。

④日本留学中のソナム・ドマさん支援
 現在EWS有志の支援を受け、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学に留
学中のドルポ出身のソナム・ドマさんですが、来年三月の卒業を目指して勉学中で
す。
一週間おきの通学とオンライン授業を受けているそうです。
⑤上野村「森のギャラリー」展覧会 
 今年も下記内容で,様々な展示を行うことが決まりました。
 4月24日~6月10日 太田五雄写真展 「原始の森 屋久島」
 6月12日~8月8日  「ヒマラヤの花 写真と展示」 ヒマラヤ植物研究会主催
 8月10日~9月26日  「ヒマラヤの王国ブータン展」 第二回目
⑥EWS山岳講座
月一回の初心者向け登山を計画しましたが、3月、4月とも現在のコロナ禍では十分
な安全が確保できないため中止としました。今後は、奥多摩や秩父周辺での日帰り
登山を中心に考えたいと思います
対象の山としては、筑波山、御岳山、御前山、高川山、扇岳、武甲山、伊豆岳、大山
などを検討中です。
⑦そのほか
下記プロジェクトの今後についても、ネパール支部のカミ・シェルパ氏と話し合いなが
ら進めています。
・ネパール地震復興支援(オカルドゥンガ地区ジェセ村)
・ネパール・オーガニックコーヒー生産・販売支援
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▼・・・・・・・・・・・・・≪ 2. 編 集 後 記  ≫・・・・・・・・・・・・・▼ 
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吾輩は猫である、名前は「わはは」。先日、わが主はNHKのドラマを見ていて驚いた
らしい。かつて松井須磨子さんという女優がいた。「人形の家」のノラを演じて認めら
れた人で、恋人の演出家、島村抱月とは不倫関係だった。その島村さんは、あのスペ
イン風邪で亡くなったとか…更にだ!島村さんの死がショックで須磨子さんは芸術座
の資材部屋で首をくくって自死してしまったというのだ。知らなかった!日本でも今、
新型コロナで亡くなる方がもうじき1万人に達してしまう。その中には、あらゆるドラマ
が潜んでいるのだろうな…と、わが主は危惧しているのだニャン!      (か)