EWS通信

EWS通信2021年2月号をお送りします

EWS通信令和3年2月号をお送り致します。

新型ウイルス流行以来、季節の風情も街の活気も味気ないものになりました。

新型感染防止の為の衛生努力が、感染抑制及びその他感染症防止に寄与し

てか、医療機関の診療数が減少しています。医療崩壊は見過ごせませんが、

感染防止の優等生対応を継続しているうちに、経済危機対応の劣等生になって

しまうのは避けたいところです。

《目次》
1.EWSネパール支部開設される
2.今後の活動予定
3.ソナム・ドマさん、日本語能力試験に合格!
4.編集後記
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▼・・・・・・・・・・・≪1.EWSネパール支部開設≫・・・・・・・・・・・▼
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新型コロナウィルスの世界的な感染を受け、EWSの活動は大きく制限されてい
ます。過去数年間はネパールでの支援活動が中心になっています。ドルポ地区
でのB型肝炎根絶プロジェクトやジェセ地区での地震支援などですが、コロナ禍
収束がみられず各国間の自由な移動はいまだに不可能です。
かねてよりEWSネパール支部をカトマンズに置く計画がありましたが、この度私たち
のネパールでの旅や支援活動でお世話になったカミ・シェルパ(Kami Rita Sherpa)さ
んが、支部長を引き受けてくれることになりました。
彼はEWSのドルポ研修旅行や私の関係したテレビ取材で10回近く奥ドルポを
訪れた経験があり、地元民からの信頼を得ています。B型肝炎関係と地震支援が
中心となりますが、私どもが動けないいま、カミ・シェルパさんを中心に計画を進めて
いきたいと思います。
事務所はボウダナートの東Mulpaniの、Green Hill Cityにある彼の自宅におかせていただきます。
詳細は追って報告いたします。

右から3人目がカミさん、左は父親のアヌー・シェルパさん
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▼・・・・・≪ 2.EWS 2021年の活動計画 ≫・・・・▼
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通信1月号でお知らせしたものと変わりませんが、会員のみなさまのご意見ご希望、
そしてご参加をお願いいたします。
〇援助関係
ドルポ・ティンギュー村を中心とするB型肝炎根絶プロジェクト
日本留学中のソナム・ドマさん支援
ドルポの女性たちによるヤク毛プロジェクト
ネパール地震復興支援(オカルドゥンガ地区ジェセ村)
〇EWS山岳講座
今年は海外活動がまだ難しいと思いますので、月一回ほど初心者向けの山行を
計画しています。コロナ禍の中でホームステイ中心の生活になっていますが、健康の
ためにも、感染対策を十分に取りたまには野外活動を行いたいと思います。
筑波山登山                 (2月予定)
鶴見岳登山と湯布院、国東半島探索 (4月)
その他、御岳山、御前山、高川山、扇岳、武甲山、伊豆岳、大山などを検討してます。
なお下記登山も、計画したいと思います。
新緑の奥只見と平が岳登山 (7月)
上野村、中野沢での沢登り (7月)
〇海外研修旅行
コロナ禍の状況を見ながら、計画を立てたいと思います。
〇その他
群馬県上野村 森のギャラリー展覧会、ヒマラヤ植物園ほか
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▼・・・・・・・≪ 3. ソナム・ドマさん、日本語能力試験に合格! ≫・・・・・・・▼
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国際交流基金と日本国際教育支援協会が主催する日本語能力試験JLPT(
Japanese-Language Proficiency Test)は、日本語を母国語としない人たちのための日
本語能力を測定、認定するものです。
EWS有志の支援を受けて九州・大分の大学に留学中のソナム・ドマさんは昨年この
試験を受けました。1月25日に結果発表があり、5段階あるレベルで2番目に難しい
N2に合格したとのことです。N2は「日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、
より広い場面で使われる日本語をある程度理解できる」レベルで、言語知識、読解、
聴解評価されます。次は最上級レベルのN1にトライするそうで、
ソナム・ドマさんは国際関係を深く学んでいますが、日本語の勉強にも力を入れてい
ます。今後の彼女のさらなる成長を、期待したいと思います。
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▼・・・・・・・・・・・・・≪ 4. 編 集 後 記  ≫・・・・・・・・・・・・・▼
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吾輩は猫である、名前は「わはは」。吾輩達がなぜマタタビにすりすりしてしまうの
か?その謎が解けたらしい。マタタビの葉をすりつぶして、含まれている成分を分離し
1種類づつ吾輩の仲間たちにかがせたところ「ネペタラクトール」という成分に反応し
たとか。ジャガーやアムールヒョウ、シベリアオオヤマネコも同じ反応したのさ。そこで
この成分を調べると、蚊を寄せ付けない効果があることが判明した。つまり、吾輩達
のマタタビ反応は寄生虫やマラリアなどの病気を運ぶ蚊から身を守る重要な行動だと
結論づけた。だから、研究者達はネペタラクトールを使った新たな蚊よけ剤の開発に
つなげたいんだと。でもね、なんで吾輩達があんな陶酔状態になるかはわからないと
か…ふふふ、それは秘密だニャン!                     (か)