まだまだ寒い日が続くようですが、皆様方におかれましてはお変わりなくお過
ごしのことと存じます。
諸般の都合によりEWS通信2月号はお休みさせていただきますが、カトマンズ
滞在中の大谷会員から次のような報告が届きましたので、お送りさせていただ
きます。
「ドルポのツェリン・ドルジくん最新情報」
EWS ・ドルポ基金が長らく支援を続けてきた、ドルポ出身の子供達に対する
奨学支援についての報告です。
昨年、カトマンンズのマウント・カイラス学校を卒業し、ゴールデンゲート-
インターナショナルーカレッジに進学したツェリン・ドルジ君ですが、
大変頑張っている様子です。
2018年7月マウント・カイラス学校卒業(後列左から二人目がドルジ君)
奨学支援の最後の子供、といっても17歳の青年?ですが、経済の分野に興味が
あるとのことです。英語、数学が得意でしたが、現在は経済や経営学にも興味
を持っているとのことです。
学業のかたわらカレッジのバスケットボール部のメンバーとして活躍し、自分
の仲間を集めた個人チームの大会では見事に優勝を決めました。本人の運動能
力はもちろんのこと、チームワーク作りにも長けているようです。
カレッジ一年生 ツェリン・ドルジ君
ボウダナートのアパートで二人の先輩たちと共同生活をしています。
その二人もティンギュー村出身で、国立トリブバン大学で法律を専攻する二年
生です。
ドルポから国立大に入学するのは初めてで、法律関係に進むのも初めてとのこ
と、ドルジ君は二人から色々と学び、何かと刺激を受けているようです。
先輩の一人は、ドルポの発展についての若者のイベントを行うなど積極的に活
動し、ドルジ君も手伝うそうです。昨年はじめて故郷のドルポに戻り現状を知
ったドルジ君は将来のドルポについていろいろと考えています。
気になる持病もありますが、以前よりもずっと明るい性格になり、積極的にカ
レッジ生活を送るツェリン・ドルジ君の今後が楽しみです。
なお、ドルジ君の奨学支援は山本洋子EWS会員に頼っておりますが、
皆様方にも励ましとご協力をよろしくお願いいたします。
(カトマンズにて 大谷映芳)