EWS通信

EWS通信2019年2月号をお送りします

まだまだ寒い日が続くようですが、皆様方におかれましてはお変わりなくお過

ごしのことと存じます。

諸般の都合によりEWS通信2月号はお休みさせていただきますが、カトマンズ

滞在中の大谷会員から次のような報告が届きましたので、お送りさせていただ

きます。

「ドルポのツェリン・ドルジくん最新情報」

EWS ・ドルポ基金が長らく支援を続けてきた、ドルポ出身の子供達に対する

奨学支援についての報告です。

昨年、カトマンンズのマウント・カイラス学校を卒業し、ゴールデンゲート-

インターナショナルーカレッジに進学したツェリン・ドルジ君ですが、

大変頑張っている様子です。

2018年7月マウント・カイラス学校卒業(後列左から二人目がドルジ君)

奨学支援の最後の子供、といっても17歳の青年?ですが、経済の分野に興味が

あるとのことです。英語、数学が得意でしたが、現在は経済や経営学にも興味

を持っているとのことです。

学業のかたわらカレッジのバスケットボール部のメンバーとして活躍し、自分

の仲間を集めた個人チームの大会では見事に優勝を決めました。本人の運動能

力はもちろんのこと、チームワーク作りにも長けているようです。

カレッジ一年生 ツェリン・ドルジ君

ボウダナートのアパートで二人の先輩たちと共同生活をしています。

その二人もティンギュー村出身で、国立トリブバン大学で法律を専攻する二年

生です。

ドルポから国立大に入学するのは初めてで、法律関係に進むのも初めてとのこ

と、ドルジ君は二人から色々と学び、何かと刺激を受けているようです。

先輩の一人は、ドルポの発展についての若者のイベントを行うなど積極的に活

動し、ドルジ君も手伝うそうです。昨年はじめて故郷のドルポに戻り現状を知

ったドルジ君は将来のドルポについていろいろと考えています。

気になる持病もありますが、以前よりもずっと明るい性格になり、積極的にカ

レッジ生活を送るツェリン・ドルジ君の今後が楽しみです。

なお、ドルジ君の奨学支援は山本洋子EWS会員に頼っておりますが、

皆様方にも励ましとご協力をよろしくお願いいたします。

(カトマンズにて 大谷映芳)