EWS通信

EWS通信2023年7月号をお送りします

EWS通信7月号をおおくりいたします。
梅雨が長びいています。長の降雨で災害が大発生している地域が数多くなりました。降雨量にしても、気温にしても、桁違いの様相で、旧来の対処法では災害を防ぎきることはできません。おざなりな対応で事済ます事はできません。
日本の新たな国土防災対策が必要となりました。      M.K
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《目次》
1.EWS山岳講座のリポート
2.ナスDのスケッチ展「天空のヒマラヤ部族」開催中
3.上野村の仲澤太郎さん、逝去のお知らせ
4.編集後記

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▼・・・・・・・・・・≪ 1.EWS山岳講座6月のリポート≫・・・・・・・・・・・・▼ 
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6月のEWS山岳講座は群馬県上野村にある笠丸山(1189m)にて行われました。
今回の上野村訪問は、登山と森のギャラリーの展示と飾りつけを兼ねたもので、会員12名の参加がありました。
29日にギャラリーに集合、展示中の写真展『世界の笑顔』を見て、次の展示準備。夜はおなじみの民宿で久しぶりの懇親会、大いに盛り上がりました。
30日は雨模様でしたが参加者6名で山岳講座を決行、雨に濡れたみずみずしい森の山道をゆっくり進み、最後はロープの張られた岩場を登って全員登頂成功。


30日にはソナム・ドマさんも大阪から駆けつけてくれました。

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▼・・・≪ 2.ナスDスケッチ展「天空のヒマラヤ部族」開催中≫・・・▼ 
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6月30日の登山終了後、森のギャラリーで7月からの展示作業が行われました。
ナスDこと、友寄隆英氏がネパー・ドルポの取材中に描いたスケッチ画が50点程飾られました。2点を除きすべてが原画で、美しく優しい色使いの画からはヒマラヤの心地よい空気が感じられます。会期は、7月1日から9月30日までと長いのでぜひ一度ご覧になってください。




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▼・・・・・・・・・・≪3.上野村の仲澤太郎さん逝去のお知らせ≫・・・・・・・・・・・・・・▼
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長らくEWSがお世話になりました上野村の重鎮、仲澤太郎氏が7月10日、逝去されました。上野村村議会長、群馬県猟友会会長を務められ、現在は全国町村議会議長会・副会長でした。2012年にはブータン王国を訪問、現在も続くブータン王国上野村友好関係に尽力されました。
EWS会員たちが上野村を訪れるたびにご一緒し、上野村の歴史や素晴らしさをとうとうと話され、山菜取りやきのこ狩りを共にしたことが懐かしいです。
享年87。ご冥福をお祈りします。
「大谷さんに引き合わせ頂いた方の中でいつも優しい言葉を掛けられ心に染み渡って拝聴していました。顔を合わす機会も僅かでしたが、強面の印象はなく、気宇壮大で小事にこだわらず、一本気な感じでお会いすると爽快感を覚えました。上司として仕えれば、恐怖感が先立つかもしれませんが、人情機敏にも通じて、畏怖ある愛嬌のある方のような印象でした。」
(木下 満 会員)


上・ ブータンの子供たちと (2012年 プナカにて) 
下・ EWS秋の上野村訪問 (2020年 中ノ沢林道にて、前列中央が仲澤さん)
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▼・・・・・・・・・・・・・・・・≪4. 編 集 後 記  ≫・・・・・・・・・・・・・・・・▼
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我輩は猫である、名前は「わはは」。宮沢賢治の作品に「セロ弾きのゴーシュ」があるが、ゴーシュという名前は、フランス語で不器用なという意味らしい。
そんなゴーシュが必死にチェロの練習をしていると、猫やらかっこうやら、狸やらネズミやらが訪ねて来る話なのだが、かの凶弾に倒れた中村哲先生は「私はセロ弾きのゴーシュ」だと語っている。その意味は、簡単に言ってしまえばやらなければならないことがたくさんあるのに、訪れてくる者があれば、つい手助けしてしまう。
まぁ、興味のある方は本を読んでニャン。ところで我が主は、中村先生を尊敬していたので、最近、チェロを始めた。まだドレミファソラシドも弾けずギーギーゴーゴーうるさいだけだが、いつまで続くことやら不安だニャン!(か)