EWS通信

EWS通信2020年5月号をお送りします

EWS通信5月号をおおくりします。

今年のゴールデンウィークは、晴天に恵まれそうですが、気持ちは晴れそう

にありません。当たり前の日常が喪失されて籠の鳥生活です。いずれは終息

されるとは思いますが、次にどんな状況が展開されるのか想像できません。

日本は世界屈指の医療レベルを保持していると思われますが、新型とはいえ

流行り病と言う古典的な災禍に余りにも後手の対応でした。何処か原発の

事故にも繋がる日本的な油断があるようにも思われます。   M.K

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《目次》
1.EWS山岳講座ほかEWS今後の活動
2.ネパール、ブータンからの報告
3.新年度会費納入のお願い
4.編集後記
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▼・・・・・・・・・・≪1.EWS山岳講座ほかEWS今後の活動≫・・・・・・・・・・▼
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新型コロナウィルス感染拡大と今後の行く先が見えない中、EWSの活動も休止
状態です。再開までどれだけの月日がかかるかわかりませんが、これまで計画
されている課題を思いつつイメージを膨らませ準備だけは進めておきたいと思っ
ております。
〇EWS山岳講座 (※EWS会員に向けて国内での山登りを続けています。)
小谷温泉・雨飾山と中央アルプス登山 (7月下旬)
八幡平散策と花輪ばやし見学? (8月17日から21日)
南八ヶ岳縦走 または 木曽駒ケ岳(9月12日から14日)
奥只見の紅葉と平が岳登山 (10月下旬)
〇援助関係
ドルポ・ティンギュー村を中心とするB型肝炎根絶プロジェクト
ドルポ出身のツェリン・ドルジ君の学業支援 (6月に卒業予定)
日本に留学中のソナム・ドマさん学業支援
ドルポの女性たちによるヤク毛プロジェクト
ネパール地震復興支援(オカルドゥンガ地区ジェセ村)

〇海外研修旅行
南米アタカマ高地とパタゴニア、  ダウラギリ周辺トレッキング
ドルポの旅(下部ドルポ中心) など
〇その他
群馬県上野村  森のギャラリー展覧会、ヒマラヤ植物園、伝統野菜栽培ほか
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▼・・・・・・・・≪ 2.ネパール、ブータンからの報告 ≫・・・・・・・・▼
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世界的な新型コロナウィルス(Covid-19)感染拡大の中、ヒマラヤの友人たちの
様子が気になるところです。5月4日現在の様子を現地に聞いてみました。
〇ネパール:カミ・シェルパ氏からのメッセージ
カミさんは例年この時期、ゴーキョのロッジで働いていますが、登山・トレッキングは禁止され
たため、カトマンズに家族と残りました。都市封鎖42日目ということで、食料の買いもの以外
は外出禁止という政府の厳しい措置が続けられています。現在感染者は75名で、南部のイ
ンド国境近くの町に多いとのことです。カトマンズにいた地方から来ていた人々は、歩いて田
舎へ戻りました。カトマンズには仕事がなく、生活費も高いからです。観光客はおらず、99%
のホテル、航空会社、旅行社は休業中で、将来がとても不安です。
ドルポにいるソナム・サングモさんに電話をしたところ、村では農作業が始まり、肥料をまいた
りしています。外部にいた多くの村人は村に戻っていますが、ロックダウン宣言後に戻った人
は、15日間隔離されたあと家族のもとへ帰れます。
ジェセ村のカンチャに電話しましたが、回線が悪くつながりません。別の人の話では、村人た
ちは農作業や森に入って仕事をできますが、村の出入りは厳しく管理されています。
ネパールの多くの地域は収穫の季節で、コロナウィルスの心配がある中で、食糧難に陥るこ
とが心配で忙しく働いています。
二週間前にプレモンスーンに入っていますが、晴天の日や強風とヒョウを伴う大雨のある日
が続いています。                     (下部英文リポートの要約です)
Kombangwa Otani san, Its been 42 days since Nepal Government declared lockdown in Nepal
because of Covid -19. Government is very strictly controlling the lockdown, so people need
special pass to go one place to another. So far there are 75 positive cases found all around
Nepal (16 cases have been already cured) which is very less compare to other Asian countries. Most
of the cases are near to Indian border like Nepalgunj, Birgunj, Biratnagar. Life in Kathmandu is difficult,
everything is closed, only food stores are open at fixed opening hrs.  There are many people who walk by
foot to their villages from Kathmandu, because there is no work and living cost is high in KTM. Tourism
Industry is badly affected almost 99% of hotel, airlines, travel agencies are closed, there is no single tourist
movement in Everest region. Normally ,I am in Gokyo around this time running the lodge but currently I am
now in Ktm, there is nothing to do now, so bit difficult and we are worried how long it will last.
I called Sonam Sangmoin Dolpo, where the villagers start field work, they are fertilizing the field now. Most
of villagers return back to Dolpo prior to lockdown because its easier in village but villagers who arrived to
the village after lockdown announcement have to stay in quarantine for 15 days before reuniting with
families. I am not able to contact Kancha in Jesse despite of trying several time to contact via phone ,maybe
his phone is not work or problem with the network in his area,but according to other Jesse people they can
go to field and Jungle for work, new people are strictly allowed entrance to villages.
Over all in Nepal this is crops harvesting season, so people keep themselves busy in field despite of the
virus because they are worried about food shortage and loss by not harvesting in time.
Overall the pre monsoon season began about 2 weeks back. We are experiencing mixed weather of sunny
days, heavy rain fall followed by windy and hailstone.

〇ブータン:ティンリー・ワンチュク氏より
現在感染者は、海外から帰国したブータン人5名で入院中、外国人はすでに脱出済み。
空港や国境では厳しいチェックが行われており、入国者は3週間隔離され健康状態をチェック
されるそうです。町や村での人々の生活は、平常と変わらないとのことです。
(現在ティンリー・ウォンチュク氏はインド・コルカタの総領事です。)
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▼・・・・・・・・≪ 3.新年度会費納入のお願い ≫・・・・・・・・▼
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令和2年度(2020年度)の会費納入のご案内を発送させていただいており
ます。当NPOの活動は会員皆様の会費とご寄付により支えられ、運営してお
ります。会費納入のお手続きを、よろしくお願いします。
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▼・・・・・・・・・・・・・≪ 4.編集後記≫・・・・・・・・・・・・・▼
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吾輩は猫である、名前は「わはは」。世界中の人がシザーハンズになってしま
いました。だから触れ合うことができません。ボディタッチはオキシトシン(幸
福ホルモン)の分泌にかかせません。そこで、オキシトシンを出して幸せにな
る方法を…別に恋人ではなくてもいいんです。家族、親、兄弟、友達と電話で
話しましょう!その際、抱き枕を抱えて枕をなでなでしながら話すと、オキシ
トシンが出るらしいですよ。あ、枕じゃなくて動物でもいいんですけど、ネコ
より犬のほうが効果大って…あんまりだニャン!        (か)