EWS通信新年号をおおくりします。新年明けましておめでとうございます。
2025年の幕開けとなりました。日々希望のある日にしたいものです。
12月26日の忘年会は、総勢17名が参加され、盛会となりました。
上野村でお馴染みのブータンご出身のChuekiWangさん、ネパール・ドルポ出身のSonam Dolma Grungさん、及びEWS会員大久保勝さんご支援のChoen Zomさんが参加されて華やぐ会となりました。新年度の計画が、発表されました。
多様な企画が新規、継続を含め、EWSの活動を彩ります。本年も楽しみな一年となりそうです。 M.K
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《目次》
ブータン研修旅行リポート
2025年のEWS活動計画
3.編集後記
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▼・・・・≪ 1.EWSブータン研修旅行、無事に終了!≫・・・・▼
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新年早々1月4日から18日まで、会員5名によるブータン研修旅行が実施されました。
以下は宇野かおる会員による報告です。
「南からヒマラヤ山脈までの標高200〜7500mのカスケードが温暖な環境を生む、の実際は
深く急峻な山谷の連続だ。プーゲンビリアとバナナの生える亜熱帯から温帯の雑木林や
照葉樹林を越え、凍える針葉樹林へと2時間のドライブで変化して行く。それが日本アルプス
の2.5倍のスケール⁉️の傾斜に取り囲まれて、だ。平均傾斜角は>30°に見えるし、
道はいろは坂の4〜5倍スケールが延々と、だ。日本で当たり前の鉄橋やトンネルは..ナイ。
為に隣県への移動が丸一日のU字型経路だ。その不便さが地域固有の文化を育んだのだ。
20の県言語はそれぞれに通訳が必要なのだ!!
日本の感覚で言えば、国全体がある意味”秘境“なのだが、近年の道路やネット普及でココでも急速な変化が起こっている。
内側からの変化。その一つはジャンクフードの侵食。成功者の息子が100Kgの肥満💦ともう癌罹患者の増加が見られるのだ。
驚くのは、日本アニメやディズニーキャラクターの浸透力。若い世代は流行に敏感で、ネットで何でも吸収していく。
そうして山間の僻村で地味に暮らすより、都会の刺激を求め都市部へ殺到する。
それを分かりながら如何に分散した僻地を維持するかは日本と同じ悩ましさだ。
閑話休題、チベット文化などと言うと遠く感じる日本人が多いだろう。
が、実はプータンやネパールの仏教文化やシェルパの人柄は日本人と非常に親和性が高い。
感覚も躾もよく似ている。この地域でのJICAの活躍や皇室外交の成果はこの共通点による
ところが大きいように思う。”ブータン人”と聞いて、知らない⁇と思う日本人も実際に接すれば、
一気に仲良くなれるだろう。城(ゾン)や寺の他の何処にも引けを取らない威容と合わせ、実に
充実のブータン滞在だった。来れるものなら、また来たい❣️」
EWS会員、宇野かおる (2025/1/18記 )
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▼・・・・≪ 2.2025年のEWS活動計画≫・・・・▼
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2025年のEWS活動計画として、下記のようなものを計画、検討しています。
○EWS山岳講座(平野 誠隊長)
「鳥海山(2236m)」7月上旬3泊4日で計画中
(秋田・にかほ町の佐藤清之会員が同行)
その他の山も検討中です
○ネパール、ドルポ支援関係
B型肝炎根絶支援 継続中
女性と子供たちのためのセンター建設
(サンルームのある図書館、談話室、作業場)
(JICA草の根資金協力事業に申請予定)
ヤク毛やグリーンハウス・プロジェクト
○ネパール、ジェセ村の支援活動
2015年の地震直後の会員の皆様からの支援金は、EWS基金として村で管理運営
「Junko 水道」小学校の水道工事完了予定
○マダガスカルの若き芸術家たちへの支援(Madagascar Art School)
○群馬県上野村関係
ヒマラヤ植物園オープン 春?
「森のギャラリー」
「ブータン写真展とイベント」 4月下旬~
小松義夫写真展「世界の町、村、家を訪ねる」 7月上旬
③ 鈴木澄雄写真展「森の自然図鑑② 森の生き物たち」 9月中旬
○海外研修旅行
・ブータン冬の旅 1月4日から19日(終了)
・ニュージーランド研修旅行
・その他
パタゴニア、アタカマ高地、アラスカなど
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▼・・・・≪3. 編 集 後 記 ≫・・・・▼
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都合によりお休みさせていただきます。
諸般の事情で、新年号が大変遅くなりました。
本年もよろしくお願いいたします。